ふくろうが風水や開運で縁起が良い理由を詳しく解説
ふくろうは風水で縁起が良いって、よく聞きますよね。ふくろうは別名「森の賢者」とも呼ばれ学問の神様としても知られています。実は語呂合わせでも「不苦労」「福籠」などと書くため幸運を招く吉祥の鳥なのです。
どうしてふくろうは縁起が良いの?
日本ではふくろうは縁起が良い鳥とされ、さまざまなふくろうグッズやふくろうがデザインされた服飾品が売られています。また最近はふくろうカフェなどが人気を博し、ふくろうと触れ合える場所も増えています。なぜ、ふくろうは日本人に人気があり縁起が良いとされるのでしょうか?
実は理由は2つあります。
ふくろうは語呂合わせが良い
日本ではふくろうは大変縁起が良い鳥とされています。その理由の一つがふくろうの呼び名で非常に多くの縁起が良い語呂合わせができるからです。どんな語呂合わせがあるか見てみましょう。
「不苦労」
読んで字の如く、「苦労をしない」という意味。お金や生活、人間関係に苦労しないっていいですよね!
「福朗」
福は「幸福」、名前でも使われる「朗」は「明るく広がる」という意味です。「幸福が大きく広がるよ」という語呂合わせです。
「福来郎」
文字通り「福が来る」という意味です。
「福籠」
福は「幸福」、「籠」は物を入れるカゴですが、動詞では「こもる」と読み「とりこむ」という意味です。幸福がたくさん入ってくることを意味します。
「福老」
幸福に年老いるという意味。単に長寿になるだけじゃなく、幸せな老後を迎えられます。
「福路」
幸福な道。夢を叶える成功への道を意味します。
ふくろうの習性が縁起の良い言葉遊びに通じる
ふくろうは野生動物として様々な習性を持っています。日本語には縁起の良い様々な言葉遊びがありますが、このふくろうの習性と相通じています。
「首が回る」ので「何事も順風満帆」
ふくろうは他の鳥類と異なり首の骨の数が多く、何と14個もあります。そのため首の可動域が270度と大きく回せます。日本では行き詰ってにっちもさっちもいかないことを「首が回らない」と言いますが、ふくろうは「首が回る」ので何事も順調に進られます。また「首が回る」ことは「金回りが良い」ことにも通じるので、金運もUPします。
「夜目が利く」ので「先の見通しが明るい」
多くの野鳥は暗い所では目が見えませんがふくろうは夜行性なので夜目が利き、一説では光の感度は人間の10~100倍と言われています。日本語では「一寸先は闇」と言いますが、ふくろうの目は「闇を見通せる」ので物事の見通しが明るくなります。
「鋭い爪」が「チャンスをつかむ」
不苦労は猛禽類なので鋭い爪を持っており、羽音を立てずに獲物に近づけ名ハンターです。そのため仕事や恋愛、幸運などチャンスを鋭い爪でガッチリつかむふくろうはあなたに成功をもたらします。
ねずみを捕食するので「盗難除け」
ふくろうが捕食するのはほとんどがネズミやモグラといった小動物。日本には泥棒ねずみという言葉があるように、古くから貯蔵していた米を食べてしまうねずみは泥棒扱い。鼠を捉えてくれるふくろうは盗難除けの守り神です。
北海道のアイヌ神話ではふくろうは神様
同じ日本でも北海道のアイヌ民族の間では、ふくろうは神の鳥として崇められています。
北海道にはシマフクロウとエゾフクロウが生息しています。アイヌ神話ではシマフクロウをコタン・クル・カムイ(部落を守る神)、ニヤシ・コロ・カムイ(木の枝にいる偉い神)などと呼び、民族の守護神として崇めていました。またシマフクロウより小柄なエゾフクロウはイソサンケ・カムイ(獲物を出す神)と呼び、こちらも狩猟民族であるアイヌの人々に恩恵をもたらす神でした。
ふくろうは西洋でも縁起が良い鳥
ふくろうはヨーロッパなど西洋諸国でも縁起が良い鳥とています。
ギリシャ神話で知恵と芸術、戦略の女神アテナはふくろうを聖なる動物として従えていました。またローマ神話で医学、芸術、商業、魔術の女神ミネルヴァもふくろうを自身の聖なる動物としています。
ヨーロッパではありませんが、古代ギリシャ神話の影響を受けているヒンドゥー教では、美と豊穣と幸運を司る女神クラシュミーの乗り物がふくろうです。
そのためヨーロッパではふくろうは「知恵のシンボル」として学識ある博士や医者などと関連付けられます。またヨーロッパの通貨の1ユーロコインにもふくろうがデザインされています。
さらにフランスのブルゴーニュ地方では収穫の時期にふくろうを見ることが多いので、ふくろうを豊穣や幸運の象徴として教会の装飾などに使われています。
ふくろうは昔の中国では不吉な鳥
中国ではふくろうの顏が猫と似ているため、ふくろうを「猫頭鷹(マオトウイン)」と呼びます。中国の迷信で「夜猫が家に入ってくると、不吉なことが起こる」と信じられ、猫に似た顔を持ち夜に活動するふくろうを不祥の鳥としていました。
また夜姿を見せず「ホーホー」と鳴く声はふくろうの存在自体を良く知らなかった古代中国の人々は不気味に感じており、古代の多くの書籍に「魂を運ぶ鳥」などの表現がなされ死を象徴する鳥とされていました。
ただし、これは迷信が信じられていた昔のこと。現代の中国では作物を荒らす鼠を食べる益鳥として親しまれています。
ふくろうは風水で金運UPと化殺を叶える
風水が生まれた昔の中国ではふくろうは縁起の悪い鳥でしたが、現代の風水ではふくろうは金運アップと化殺を叶える開運グッズとしてばっちり定着しています。
中国でも日本でふくろうが「不苦労」と呼ばれ縁起が良い鳥とされていることが知られており、財位の方位にふくろうの置物を置くとお金に苦労しなくなるとされています。
ふくろうは「福籠」とも書くように、財位から降り注ぐ金運の気がふくろうによってどんどん溜まっていきます。お金に苦労せず楽にお金が溜まっていくなんて、金運アップの風水グッズとも最強の部類に入ります。
さらにふくろうは鼠という害獣を取り除き、夜活動する猛禽類として最強を誇ります。そのため運気の悪い方位にふくろうグッズを置くと、化殺して邪鬼や殺気を遮断できるとされています。
ふくろうの置物や雑貨はかわいらしいものが多いので、お部屋のインテリアで手軽に金運アップや幸運が舞い込んでくるのって、嬉しいですよね!
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